『かまくら春秋』10月号の連載リレーエッセイ「こころにひかる物語」欄にエッセイが掲載されました。「あかり」にまつわる思いやエピソードを毎号リレー形式で書き継いでいるもので、私は三三一番目です。
あかり、光、というと様々な切り口がある中、心の灯りとして常にともり続けているお盆の炎、とりわけ京都ならではの精霊迎えと送り火をテーマに書きました。
ちなみに九月号は前田速夫さんが若狭のお水送りをテーマに執筆されています。前田さんは『新潮』の元編集長でいらっしゃいますが、現在は民俗研究者として様々な御著書を出されています。白山信仰のことや海人族のことなどいつも前田さんのお仕事から勉強させていただいていますし、だいぶ前になりますが拙著『近江古事風物誌』の書評をご執筆いただいたこともあります。前田さんの次に書く機会をいただいたのは偶然とはいえ、大変光栄です。