先日ご案内しました『テオリア 高橋英夫著作集』の第一巻「批評の精神」が完成し、手元に届きました。
著作集の刊行は、父が生前何よりも願っていたことですので、無事にこの日を迎えることができ安堵しています。出版に向けご尽力くださいました皆様に心より御礼申し上げます。
全体の編集を手がけてくださった長谷川郁夫氏が昨年五月に他界され、直接御礼をお伝えできないことが残念でなりませんが、きっとこの思いが天に伝わっているだろうと信じています。
第一巻は父の最初の著作『批評の精神』と共に、父が多大なる影響を受け敬愛していた林達夫、小林秀雄、河上徹太郎、吉田健一の四氏についての文章が収められています。
カバーをとると、父の直筆原稿がデザインされた表紙が現れます。この後の巻でも、内容に沿った直筆原稿がご覧いただけます。少しずつ字体が変わっていきますので、そこも是非お見逃しのなきよう。
発売は5月18日頃です。