二〇一七年も残すところあと一日となりました。
京都の錦市場もお正月用の食材を求める人でごった返しています。
モロコの白焼きや鮒寿司など、お隣の滋賀県の特産品も数多く並んでいます。
上の写真の手前に写っているのがモロコの白焼きです。モロコは琵琶湖の固有種、体長十センチほどのコイ科の小魚で、佃煮にしたり天ぷらにしたり、炭火で焼いたりして食べますが、とくに炭火で焼いた子持ちのモロコはふんわりとしてとても美味しいです。
千枚漬けやすぐきなど、京漬け物を中心に漬け物の種類が豊富なのも錦市場の特徴です。
京都といえば白味噌です。お味噌一つとっても、お雑煮用、味噌漬け用…と何種類もあります。
錦市場にはこのほか京野菜、生麩、湯葉、乾物のお店など、四百メートル弱の通りに百三十店ほどが軒を連ねています。
年末の錦市場の混雑ぶりには圧倒されますが、お店の人たちの威勢の良い大声が飛び交うということはありません。京の食文化を支えている自信が、奥ゆかしくも活気溢れる市場の雰囲気を形作っているように感じられました。
錦市場は最近観光客向けのお店が増えていますが、それでも京都の食材を扱う店は健在です。
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八月末から投稿を開始したこのブログ、おかげさまで今日の投稿が六十二回目になりました。
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二〇一八年も同様のペースで投稿してまいりますので、お時間ございましたら是非ご覧くださいませ。
それでは皆様、どうぞよいお年をお迎えくださいませ。