先日投稿した源兵衛川の水源をたどり、楽寿園にやってきました。
楽寿園は、三島駅のすぐ南に七万四千平方メートル近い広大な敷地を持つ公園で、現在は園内に日本庭園のほか小規模の動物園などもあり、三島市民の憩いの場になっていますが、元は小松宮彰仁親王の別邸として明治二十三年(一八九〇)に造営されたものです。
園内を歩いていると、むき出しになった三島溶岩流に眼が留まります。
これらはおよそ一万七千年前から一万五百年前の富士山の噴火で流出したものです。三島駅近くにも熔岩塚があり、富士山の噴火の威力を見せつけられます。
園内を歩いていくと、やがて源兵衛川などの水源・小浜池に出ますが、ここを取材した二〇一二年当時はこのような状態でした。その後水位が少しずつ上昇し満水に近い状態になったこともあるようですが、それも続かないようです。
この池に豊かな水が戻ってくることを願ってやみません。