心に留まった風景

石舞台古墳

あまりにも有名な石舞台古墳ですが、何度訪れてもその偉容に圧倒されます。七世紀前半ごろのもので、被葬者は蘇我馬子ではないかと言われています。

もちろん最初は盛り土に覆われおり、調査により方墳だったことが明らかになっていますが、二段式だったのかそれとも三段式だったのか、あるいは墳丘の上の封土はどのような形をしていたのかといったことまではわかっていません。墳丘が失われたのは、かなり早い時期だということで、石舞台古墳が初めて文献に登場する江戸時代の初期には、すでに現在のような姿になっていました。

巨大な花崗岩は近くを流れる冬野川から運ばれましたが、これを築き上げるのにどれほどの労力を要したことでしょう…。考えるだけで気が遠くなりますが、逆にそれは被葬者がいかに大きな権力の持ち主だったかということでもあります。

 

古代人の肉体的な力と権力の大きさは計り知れません。

 

 

 

関連記事

  1. 心に留まった風景

    菜の花と比良山

    明日一月二十日は大寒ですが、今年は暖冬のため雪が少ないようで、各地のス…

  2. 心に留まった風景

    旧三井家下鴨別邸

    賀茂川と高野川が合流する鴨川デルタの北、京都下鴨神社(賀茂御祖神社)の…

  3. 心に留まった風景

    上高地(一) 河童橋周辺

    五月中旬、以前から一度は訪れてみたいと思っていた上高地を歩きました。…

  4. 心に留まった風景

    正倉院展

    毎年恒例の正倉院展が、奈良の国立博物館で始まりました。正倉は奈…

  5. 心に留まった風景

    心合寺山古墳

    前回投稿した松尾寺は矢田丘陵の南東にあります。そこから西に向かって矢田…

  6. 心に留まった風景

    常滑

    愛知県知多半島にある常滑は、日本六古窯の一つ、常滑焼の産地です。…

最近の記事

連載記事

  1. 登録されている記事はございません。

アーカイブ

  1. 古社寺風景

    天照大神高座神社
  2. 心に留まった風景

    琵琶湖畔 志那浜に集う渡り鳥
  3. すばらしい手仕事

    南部鉄器
  4. 寄り道東海道

    源兵衛川
  5. 寄り道東海道

    広重の住居跡
PAGE TOP