
一直線にのびる旧東海道 街道沿いには寺社が点在しています

こちらは白隠ゆかりの松陰寺

これが文中でも触れたすり鉢の松 てっぺんに鉢が乗っているのがおわかりいただけるでしょうか

松陰寺から五十メートルほど西の旧東海道沿いに白隠禅師生誕地の碑があります 白隠は一六八五年にここで生まれました

手芸店のあたりに江戸時代問屋場がありました

そこから西に三十メートルほど 民家の前に本陣跡の表示 原宿は小さな宿場で本陣は一軒のみ 脇本陣はありませんでした

文化元年(一八〇四)創業高嶋酒造の白い蔵が旧道で目を惹きます 銘酒白隠正宗は富士山の伏流水で作られすっきりとしたのどごし

当分の間このような直線道が続きます

富士市に入ります

まもなく東田子の浦駅

東田子の浦駅の北四百メートルほどのところに かつての湿地帯を一部再現した浮島が原公園があります

東田子の浦駅の西二百メートルほどのところにある立圓寺 ここから見える富士山は格別だとか このあたりは柏原といって原と吉原の中間に位置することから間の宿が置かれていました

水害に悩まされた原の住民を救おうと浮島沼の大干拓に尽力した増田平四郎の像と石碑

平四郎はスイホシと呼ばれる水路を完成させました 現在の昭和放水路はほぼスイホシがあった場所に造られています

突然目の前に製紙工場の煙突群が現れます 吉原が近づいてきた証拠ですがなかなかに衝撃的な光景です